もくじ
毎年、中秋の名月に近い土日に、
堺市の百舌鳥八幡宮で行われる「月見祭」があります。
宮入・宮出
2019年は9月14日(土)宮入、9月15日(日)宮出です。
●南海高野線百舌鳥八幡駅下車 徒歩13分
●地下鉄御堂筋線中百舌鳥駅下車 徒歩20分
または6番出口 バス津久野駅前・伏尾方面行き百舌鳥八幡前下車徒歩5分
交通事情
祭の2日間は、境内の駐車場がなくなります。
車で行くとあちこち通行止めで渋滞に巻き込まれますので、上記の公共交通機関を利用しましょう。
2019年運行表(スケジュール)
◆宮入 9月14日(土)
順番 | 町名 | 境内運行時間 |
① | 赤畑町 | 11:00〜12:00 |
② | 中百舌鳥町 | 13:20~14:20 |
③ | 梅町 | 14:30~15:30 |
④ | 陵南町 | 15:40~16:40 |
⑤ | 本町 | 16:50~17:50 |
⑥ | 土塔町 | 18:00~19:00 |
⑦ | 西之町 | 19:10~20:10 |
⑧ | 梅北町 | 20:20~21:20 |
⑨ | 土師町 | 21:30~22:30 |
◆宮出 9月15日(日)
順番 | 町名 | 境内運行時間 |
① | 赤畑町 | 11:40〜12:40 |
② | 土塔町 | 12:50~13:50 |
③ | 西之町 | 14:00~15:00 |
④ | 梅北町 | 15:10~16:10 |
⑤ | 中百舌鳥町 | 16:20~17:20 |
⑥ | 陵南町 | 17:30~18:30 |
⑦ | 梅町 | 18:40~19:40 |
⑧ | 土師町 | 19:50~20:50 |
⑨ | 本町 | 21:00~22:00 |
百舌鳥八幡宮の周辺9町が、2日間にわたって「宮入」「宮出」を行います。
coicoiの地元、中百舌鳥町(なかもずちょう)でして、今年は2番13:20~宮入でした。休憩を入れて60分八幡宮内で「ふとん太鼓」を担ぎねり歩きます。
(地元では「担ぐ」とは言わず、「かく」といいますが)
下記は2017年のレポートです(・v・)
coicoiが撮影したのですが、スマホを縦にして撮影して、こんな仕上がり。しくじりました(==)チーン
coicoiが初めて「ふとん太鼓」を見たのは約20年前。
境内で見たのですが、とにかく人が多くてもみくちゃになります。
かき手(担ぐ人)がすぐそばまで来て押され、それが迫力があり、祭って感じです。(この表現は伝わりにくいかもですが・・・)
「だんじり」も迫力があって素敵ですが、大きな違いは、男性しか担げないことです。
coicoiは太っちょな方は好きくありませんが、この日だけは太っちょな方が勇ましくかっこよく見える2日間なのです。(なんて失礼な事を!)
なんてったって太鼓台の重さは、総重量3トンほど。
単純計算で1人の片肩に40数キロの重量がのしかかります。
女性では無理ですね(^^;
高さ4mあるそうで、70名ぐらいで担ぎます。重さは各町の太鼓によって違いますが、中百舌鳥町は10年ほど前に新調し、総黒檀でかなり重たいようです。
ちなみに、金色の綱は24金らしいです。
($◆$)まぶしい~
大太鼓と小太鼓があり、小太鼓は主に中学生が担ぎます。
大太鼓は高校生以上で上は60歳代の方も担がれてます。
大太鼓の一番上には大人が2名乗り、中央部には小学5・6年生の男子が8名乗ります。そして太鼓を叩きます。
掛け声は「ベーラベーラベラショッショイ」です。
これは「はやし歌」の最後の方で、もっと長い歌詞があります。
はじめ聞いた時は「何じゃらほい?」と思いましたが、そもそも月見祭は五穀豊穣を祈願したもので、「ベーラ」を漢字で書くと「米良」となるそうです。
それを聞いて「なりほどっ」と思いました。
宮入の順番がくじで決められるので、その時間に間に合うように、町内を練り歩き、宮入の1時間前に参道で待機です。
宮入前に町内や国道を封鎖して歩くのも、地元民で楽しめるスポットです。
[出典:F.Ueno]
百舌鳥八幡宮は表の参道と裏の参道があり、7町は表参道から、2町は裏参道から宮入宮出します。
中百舌鳥町は裏参道から宮入宮出します。境内に入るまでの参道が結構狭く、1カ所はL字クランクになっており、曲がるのが難しいのですが、2町の男たちは見事にやり遂げます。
まずは、そこを曲がれると拍手です。そして、境内に入る前もL字クランクほどではありませんが、90度に曲がって入らねばなりません。
基本、ギャラリーは境内の中から見るのですが、境内に入るところが見せ場で、中百舌鳥は入ったところで かき手の足元にスモークをたいて演出します。(今年は八幡宮の本殿前ぐらいでたかれてましたが・・・)
coicoiはいつも、そのシーンを見ると、感動して鳥肌が立ち、感動して少し目頭が熱くなります。
写真も映像もないので、この感動はお伝えできないのが残念ですが・・・(--)
で、各町、趣向が違いますが、中百舌鳥町の見せ場は、名物8人の「ちょうちん部隊」がおり、「スモークの中から大名行列のごとく提灯を筆頭に太鼓台が現れ、豪快に房を揺らしながら担ぐ勇壮華麗な姿」と、青年団長も申しております。
このちょうちんを持つのは青年団で、左右に体を揺らし足並みを揃えて歩きます。
境内を1往復したところで、ちょうちん部隊だけは外れ、太鼓のみ何往復かします。
見どころ
休憩をはさみ、境内から表参道に行く階段を下ります。
これは、命がけの見せ場です。
毎回見るときは、鳥肌が立ちます。
ここでは、担当班のメンバー以外にもサポートに入り、
みんなで下までおろします。
太鼓に乗ってる子供たちも斜めになりながら、
激しい太鼓をたたきます。(階段用の音色)
そして、少し参道を歩いてから、また方向を変えて
次は境内に戻るために登ってきます。
[出典:F.Ueno]
今のところ、幸いにも倒れたことはないそうですが、毎回ヒヤヒャします。
表参道から入る7町は、境内に入るときに登るだけですが、裏参道から入る中百舌鳥町と梅北町は、下って登るという荒技を披露します。
非常に負荷がかかりますが、見せ場でもありますので、頑張れるのでしょうね~(・v・)
最後は、自分の町の太鼓小屋に入って、宮入は終了です。
9町の宮入が終わるのは、22時になります。
今年は、本町が新調したようです。見たかったなぁ~。
で、宮入が終わってからのお楽しみは、出店です。
百舌鳥八幡は結構広くて、かなりの数の出店があります。
今年は、シンガポールに住む5歳の甥っ子も一緒に見に行ってたので、出店でテンションが上がってました。
何かはわかりませんが、綺麗な水が入ったビーズのようなものを、豆電球の形をした瓶に入れてもらい、嬉しそうに持って帰りました。
500円なのですが、瓶の底のボタンを押すと光ます。これは安い。
coicoiはラムネを飲みました。ゲプッ(こら、はしたない)
19歳の姪っ子も一緒に行ってたのですが、こんなレインボーなフローズンを飲んでました。
歩き回り疲れたので、みんなで家に帰りました。
祭りはやっぱいい。
普段集まれない家族も集まって、楽しい1日が過ごせます。
明日は宮出です。
見たことのない方は、機会あれば是非ご覧ください。
ご清聴ありがとうございました。